B型肝炎とは

肝臓が炎症をおこした状態が肝炎です

肝炎とは肝臓疾患の一つで、肝臓が炎症をおこし、それによって細胞が壊れてしまう病気です。肝臓の炎症が6ヵ月以上続いた状態が「慢性肝炎」です。慢性肝炎の原因には、ウイルスの感染、アルコールの過剰摂取、肥満など、さまざまなものがありますが、その90%は、肝炎ウイルスの感染によるものです。
肝炎ウイルスにはA型、B型、C型などがありますが、慢性肝炎を引き起こすのはB型とC型のウイルスで、それぞれ国内の慢性肝炎の15~20%、約70%を占めています。B型肝炎ウイルスが原因の慢性肝炎をB型慢性肝炎(=B型肝炎)といいます。

国内における慢性肝炎の内訳

日本肝臓学会 企画広報委員会編:肝臓病の理解のために
1 慢性肝炎,肝硬変 2015:p.3より改変
http://www.jsh.or.jp/citizens/booklet/

感染経路には「垂直感染(母子感染)」と「水平感染」があります。

B型肝炎ウイルスの感染経路には「垂直感染(母子感染)」と「水平感染」があります。

感染経路の1つのB型肝炎ウイルスに感染している母親からの出生時の感染(「垂直感染」、母子感染ともいう)ですが、現在では母子感染の予防対策がとられているため、出産時に母親から感染することは、ほとんどなくなりました。
一方、幼児期にB型肝炎ウイルスに感染した場合も感染者(「キャリア」といいます)になることがあります。(水平感染)
成人での感染はキャリアのパートナーとの性交渉、注射器の使い回しなどの血液や体液を介した場合が主です。

「垂直感染」と「水平感染」

  • 現在のわが国では、輸血で感染する可能性は極めて低い状態となっています。