B型肝炎治療の種類

治療の種類

抗ウイルス治療
ウイルスが増えるのを防ぐ
  • インターフェロン(注射薬)
  • 核酸アナログ製剤(飲み薬)
肝庇護(かんひご)療法
肝臓を保護する

薬の特徴

抗ウイルス治療

①インターフェロン(注射薬)

インターフェロンは、ウイルスの感染を受けたときなどに体内で作られるタンパク質の一種で、抗ウイルス作用や免疫を高める作用があり、それによりB型肝炎ウイルスの活動を抑えます。

②核酸アナログ製剤(飲み薬)

B型肝炎ウイルスの遺伝子を作っている核酸(DNA)の合成を阻害して、B型肝炎ウイルスが増えるのを抑制します。核酸(DNA)の材料となる物質に似た構造を持っているため「核酸アナログ」と呼ばれています。

インターフェロンと核酸アナログ製剤では、治療の特徴が大きく異なります

インターフェロンと核酸アナログ製剤の特性は大きく異なり、それぞれにメリット、デメリットがあるため、患者さんの年齢、肝炎のステージ、ウイルスのタイプ、体への負担などを考慮して、適切な治療薬が選択されます。

インターフェロン 核酸アナログ製剤
投与の仕方 注射薬 飲み薬
薬を使用する期間 24~48週 長期間
(基本的に飲み続ける)
副作用 発熱などインフルエンザ様の副作用
が高頻度に出現
比較的少ない

日本肝臓学会 肝炎診療ガイドライン作成委員会 編: B型肝炎治療ガイドライン(第3版), 2017年8月: p.7より改変
http://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_b

肝庇護(かんひご)療法

B型肝炎ウイルスを直接攻撃する作用はありませんが、肝臓を保護し、肝機能を改善する薬を使った治療を「肝庇護(かんひご)療法」といいます。肝庇護療法には、グリチルリチン製剤、ウルソデオキシコール酸、小柴胡湯(しょうさいことう)などがあります。